授業にて

教育法制特論だったかな?とにかく教育系統の講義。今日は『今必要とされる学力』って主題で発表とディスカッションがあった。
学力の定義ってなんなんだろうか。難しい。ゆとりを与え、生きる力を養うことを選んでやってきた10年。その結果低下した数学や国語などの教科教育における学力の低下。そしてゆとり教育への批判。この2つ異なる『学力』のバランスはこれからずっと左翼と右翼のバランスみたいに振り子が行ったりきたりするような気もする。きっとまた詰め込み型みたいな方法に戻ってしばらくしたらゆとり教育みたいな勉強だけじゃいけんみたいな話になるだろうな。

つーか何だかんだでまだ学歴が強い影響持ってる社会のシステムなのにその社会で働く人材をつくる教育がゆとりとか言い出すのは矛盾ではないのか?人間性の育成も勿論大切ではあるが。これ以上教育の現場に何を求めるのだろう。先生と生徒が振り回されてシステムを考えてるお偉いさんはあんまし変化の影響受けないだろうから、これからも偉い人は言いたい放題理想ばかり掲げるんだろうなと馬鹿なオレなりに感じた90分でした。社会と教育がもっと密接になればいいのにね。

ちなみに、個人的には教科の勉強させる方向に戻したげたほうがいいかなと思ってます。教科の勉強通じてだって生きる力や自分で考える力は育めるんじゃないかな。なにより、今現場でやられている総合的な学習がやっつけ仕事になっていることが多いようなんで。