選手生命

今日のゼミで、たまたまマラソンにおける高地トレーニングの話になった。マラソンにおける高地トレーニングの科学的データは少ないらしく(その点水泳は凄いですよね?ナショナル合宿が高地だから、データも豊富♪)特に今度の日曜日に東京国際走る高橋尚子選手の様な、かなり高い高度での高地トレーニングが本当に効果があるのかって聞かれたら、なんとも言えないらしいですよ。普通なら高地になれる前に、順応出来ずに潰れてしまうんですって。それをこなしてしまえるのが高橋尚子なんでしょうね!
でも、高地トレーニングにはデメリットもあって、殆どの場合、マラソン選手が高地できついトレーニングをして帰ってくると、骨密度が大きく低下して帰って来るそうです。そこで、ただでさえマラソンは骨へのマイクロダメージが多すぎて骨の強さが下がる種目なのに(ちなみに水泳も、骨弱くなるor強くはならないって言う論文が殆どです。)年に何度も高地でトレーニングしたら、高橋尚子は若くして骨がスカスカになるのでは?だからいい加減引退させてあげないと、スポーツ止めてから苦しいだろうって話が挙がったんですよ。確かに、高橋尚子は骨折した経験もありますしね〜。
でも、スポーツ選手のトレーニングや、試合の結果なんてのは、科学じゃ解決できない要素が大きいと自分は思います。科学的要素を取り入れて、有効に使うのはもちろん大切ですけどね☆本人が第一線で頑張る気力がある以上、いつまでも走って欲しいと思います。本人じゃないんでわかんないけど、走った事でその後の人生にもし弊害があったとしても、あんだけ走る事が好きな人なら、本望(?)じゃないんですかね?
限界の線引くのは、自分自身だと思います。