実家からです
27日早朝、母から電話。
祖父の容態が危険な状態なので、至急帰ってくるように
との事。
手持ちがなかったので、みっちゃんから会計金を借り、ギリギリで始発に乗り込む。
何時もなら長い5時間が、今回はあっとゆーまでした。(途中本物の同性愛者に長々と話しかけられたりもしたし)
一時は、非常に危険な状況だったらしいのですが、病院の先生方の処置が功を奏し、容態は安定。一昨日と、昨日は、なんとか会話することが出来ました。全身麻酔がかかる前になんとかオレとじーちゃんを会わせようと病院のスタッフを説得してくれた家族に、本当に感謝。
ありがとう。
オレに会うたびにじーちゃんは
『忙しいのにありがとう』
ともうかすれてしまって殆ど出ない声で、繰り返していました。成人式からたった二ヶ月しか経ってないのに、あまりに細く、弱弱しくなってしまったじーちゃんを見て驚き、ショックだったけど、オレの手を握る時の力強さと、相変わらずの手のデカさ、厚さには少し安心させられました。
たった二日間、正味5時間にも満たない時間だったけど、ゆっくり、話をしてくれました。
声がなかなか聞き取ってあげれなくて、全部は分からなかったけど(本当にごめんなさい)
- 人の役に立つ人間になりなさい
- 父さんと母さんは、本当にすばらしい人間だから、感謝しなさい
- 3っつ4っつと欲張らなくていいから、何かひとつだけ、誰にも負けない武器を磨きなさい
- 車の事故にだけは注意しろ
と、何度も忠告してくれたのははっきり理解出来ました。
今、じーちゃんは麻酔をかけられて、呼吸をしているだけの状態。もしかしたら、二度とは目が覚めないかもしれない。
最初はパニックになって、なんかやたら涙出てきて、ホント辛かった。
誰だって何時かは必ず死ぬ
そんなことはとっくに理解してたし、福島に向かう新幹線のなかで覚悟は決めてた。
だけど、苦しそうにしてるじーちゃん見たら『なんでうちのじーちゃんが』って思った。
生きるための処置は本当にしんどそうで、苦しそうだった。楽になりたいって何度も言ってた。
残される者のエゴだ。それでも生きてて欲しいって思ってしまいます。ごめんなさい。
じーちゃんはあんな状態なのに、朝は普通にやってくるから、普通に日常が始まって、やることこなして、飯くって、、。ほんと普通だ。今だってまだ全部は信じらんないけど、こうしてネットしたり、泳いだりできるくらいにまで落ち着いてる。今度こそ、覚悟も段々出来てきたと思う。
今は、じーちゃんの最後の言葉『必ずまた元気になるから』を信じて、待ちます。
追伸
今回の帰省で、水泳部の皆には多大なる迷惑をかけてしまいました。年度末の忙しい時期に、すみません。
[恋愛]感謝
今回こうして無事にじーちゃんと会えたのは、みっちゃんのおかげです。仕事急に押し付けるような形になってしまったのに...快く引き受けてくれてありがとう。そして、たくさん励ましてくれて本当にありがとう。
傍にいてくれることに、改めて感謝。